ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)に所属するピン芸人・もじゃ。その名の通り、一度見たら忘れられない個性的なルックスとキャラクターを武器に、独特の笑いを届け続ける芸人です。真っ赤なスパンコールのボディコン衣装に象徴される強烈なビジュアル、奇抜でインパクトのあるキャラクター、そして圧倒的な演技力を兼ね備えた彼女は、観客の心を掴むプロフェッショナル。
2024年には女性芸人の日本一を決める大会「THE W」の決勝進出を果たし、ますます注目を集めています。彼女が歩んできた道のりは波乱万丈。お笑いコンビでの活動を経て、ピン芸人としての活動を本格化させた彼女。芸人仲間からの信頼も厚く、「一緒にネタを作りたい」と誘われる回数が多い、芸人界の“愛されピン芸人”としても知られています。そんなもじゃのこれまでの歩み、そして彼女の魅力について深く掘り下げていきます。
ピン芸人・もじゃ:プロフィール
- 芸名: もじゃ
- 本名: 滝田佳子
- 生年月日: 1981年4月19日(43歳)
- 出身地: 岩手県
- 血液型: B型
- 身長・体重: 160cm・85kg
- 趣味: 洗濯、ぶた麺を食べる
- 特技: マッサージ、生け花、即興コント
- 所属: ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)
- 芸歴: 12年目(ピン芸人としては6年目)
もじゃは、「THE W」のファイナリストの中で最年長の43歳。ピン芸人として6年目、SMAお笑い部門の劇場「Beach V」を中心に活動し、芸歴を積み重ねています。また、SMA所属の芸人たちと数々のユニットを結成し、コントやネタライブで観客を楽しませています。
ピン芸人・もじゃ経歴:舞台俳優からピン芸人へ—波乱万丈の歩み
小劇場俳優からコンビ「べっこちゃん」へ
もじゃのキャリアは、声優を目指して東京アナウンス学院に通ったところから始まりました。しかし演劇への興味が芽生え、三宅裕司が主宰する「スーパーエキセントリックシアター」の養成所に入所。その後、小劇場での舞台活動を中心に俳優としての道を歩みました。特にコメディ色の強い演目に出演し、観客を笑わせることに楽しさを見出します。
「舞台では、いろんなキャラクターを演じて笑いを取るのが楽しかった」と語る彼女は、役者仲間から「お笑い芸人に向いている」と勧められることも多かったそうです。やがて、元芸人が主宰する劇団に参加した際、ガンジー横須賀と運命的な出会いを果たし、2011年に「べっこちゃん」というお笑いコンビを結成しました。
コンビ時代は、奇抜でユニークなネタが特徴でした。「ジョンとヨーコ」「逆さまの島」など、インパクトの強いネタで一部の芸人仲間やファンから支持を集める一方、テレビ業界では独特すぎる世界観が敬遠されることも。しかし、もじゃ自身はコンビでの活動を通じて「笑いの本質」に触れることができたと振り返っています。
ピン芸人としての再スタート
2019年、「べっこちゃん」は解散。もじゃは一度、芸人を辞める覚悟を固めましたが、所属事務所のスタッフや先輩芸人の助言を受け、ピン芸人としての活動を決意します。自主ライブ「あばずれライブ」を立ち上げるなど、新たな挑戦に次々と取り組みました。「思い立ったら即行動」というもじゃの性格が、この再スタートを後押ししました。
ピン芸人・もじゃもじゃのネタとキャラクター:いそうでいないキャラの創造力
代表的なネタとキャラクター
もじゃのネタは、キャラクターの強烈な個性が特徴です。
- 「セーラー服の魚河岸娘」: 学校の文化祭委員が父親譲りの魚河岸口調で話し出すネタ。衣装や声のミスマッチが観客の笑いを誘います。
- 「試食販売おばさん」: 試食販売員が別れた夫と遭遇し、修羅場になるというネタで、もじゃの代表作とされています。
キャラ作りのアプローチ
ネタ作りでは「衣装からキャラクターを発想する」ことも多く、リアルさと奇抜さを融合させた「いそうでいないキャラ」を作り出します。また、日常生活での何気ない出来事や人々の振る舞いからヒントを得て、キャラクターに落とし込むこともあります。ネタをより良くするため、頻繁にネタ会やライブに参加し、ブラッシュアップを続けています。
ピン芸人・もじゃユニット活動:ピン芸人としての幅を広げる試み
「マンプクトリオ」
SMA所属のマツモトクラブ、しゃばぞうと結成したユニット。キングオブコント準決勝進出の実績を持つ実力派ユニットです。個性豊かな3人が織りなすコントは、芸人仲間からも高く評価されています。
「もじゃぱれ婦人会」
あっぱれ婦人会とのコラボユニット。YouTubeチャンネルを立ち上げ、動画投稿やライブ活動を通じて新たな笑いを届けています。
ピン芸人・もじゃ「THE W」決勝進出:努力が実を結ぶ瞬間
賞レースでの活躍
「THE W」には第1回から挑戦してきたもじゃ。2024年、ついに決勝進出を果たしました。奇抜なキャラクターと練り上げたネタで、これまでになかったインパクトを観客に与える準備は万全です。
今後の目標
もじゃは「賞レースで優勝するまで辞めない」と宣言。バイト生活から脱却し、ネタライブで全国を回ることや、声優、舞台俳優としての活動も視野に入れています。
ピン芸人・もじゃ周囲から愛される芸人・もじゃの魅力
もじゃはそのフットワークの軽さや、周囲との協力を惜しまない姿勢で、多くの芸人仲間から「一緒にネタを作りたい」と声を掛けられる存在です。ライブや賞レースでの自然体な挑戦、観客への愛情が、彼女の魅力を際立たせています。
結び:50歳を超えても笑い続ける決意
「年齢を重ねるほど面白くなる」と語るもじゃ。その情熱と努力は、笑いを通じて多くの人々に元気を与えています。賞レースでの優勝を目指し、個性派ピン芸人として唯一無二の存在感を放つもじゃのこれからの活躍に期待が高まります!